新たに ironSource(LevelPlay)を導入した結果、送金費用が2倍になった話


 このアプリでは、広告会社として Unity Ads を利用しています。
(※大人の事情により、Google AdMob の導入は見送りました)

近年、Unity社は広告事業の一環として ironSource社を買収・統合し、新たな広告メディエーションプラットフォームである 「LevelPlay」 の導入を推し進めています。

私自身も2025年初頭からこのLevelPlayを導入しました。
広告配信の仕組みとしては確かに便利で、複数の広告ネットワークを一括管理できるようになります。Unity AdsもLevelPlay上で管理できるようになり、収益の確認が1つの画面で可能になったのは大きなメリットです。


ところが、ひとつ困ったことが起こりました。

それは「送金が別々に行われる」という点です。

  • Unity社(アメリカ)は、Unity Ads の収益を毎月個別に送金してきます。

  • ironSource社(イスラエル)は、LevelPlayに基づく他の広告収益を別で送金してきます。

つまり、広告収入が1箇所に集約されるわけではなく、支払いは二重になるのです。


💸 送金にかかる費用の実態

AIに調査させたところ、送金ごとに次のような費用が発生していました:

項目費用(概算)
Unity社の送金手数料(Tipalti経由)7.5ユーロ(約1,200円)
日本の銀行の受取手数料約2,500円
為替スプレッド(USD→JPY)2〜4%程度

つまり、最低でも1回あたり約4,000円が送金手数料として消えているという計算になります。
これが UnityとironSourceで毎月2回発生するわけですから、手数料だけで年間約96,000円もの出費になります(!)。


❓一本化はできないのか?

AIに最新情報を検索してもらったところ…

2025年7月時点では、Unity Ads と ironSource(LevelPlay)の送金は統合できません。

広告配信プラットフォームとしては統合されていますが、支払い・財務処理は別会社扱いのままで、それぞれの管理画面で収益を確認し、それぞれから送金を受ける必要があります。


🤔 今後に期待したいこと

技術的・運用的には一元管理できているのに、お金の流れだけが旧来のまま分断されているのが現状です。

収益が劇的に伸びるならまだしも、LevelPlay導入で収入が大きく変わるわけでもなく、「送金コストだけが倍増」という結果に若干の悲しみを覚えつつ、今後の完全統合を気長に待つばかりです。