Unity Exchange から「app-ads.txt ファイルを更新してください」というメールが届きました。
内容が分かりにくかったため、ChatGPTに相談しながら対応を進めました。以下、その経緯と対処方法です。
■ app-ads.txtとは?
app-ads.txt は、アプリに表示される広告について「正規の広告販売者(広告ネットワークなど)」を明示するためのテキストファイルです。
主な目的は、広告の不正(アドフラウド)を防止することにあります。Google などの主要な広告プラットフォームでも導入が推奨されています。
■ 導入のメリット
・不正業者による「なりすまし収益の搾取」を防止
・AdMob や Unity Ads などで収益がブロックされにくくなる
・Google Play Console で「アプリ収益の透明性向上」が可能
■ 主要広告ネットワークの対応状況
Google AdMob / Ad Manager:✅ 必須(未対応の場合はエラー)
Unity Ads / ironSource LevelPlay:✅ 推奨(収益改善に影響)
AppLovin:✅ 対応済み
ironSource(単体):✅ 対応済み
■ 導入ステップ(基本の流れ)
-
開発者用のドメインを用意する
-
正しい内容の app-ads.txt を作成
-
自身のサーバーのルートにアップロード
-
Google Play や App Store にそのドメインを登録
■ 実際に行った対処(Blogger利用者向け)
ホームページには Google の「Blogger」を利用しており、Bloggerではapp-ads.txtを直接アップロードできません。
そこで、以下のように対応しました:
・Firebase Hosting(無料枠)を利用して、開発者用のミニマルなホームページを作成
・Firebaseに「index.html」と「app-ads.txt」を設置し、index.htmlからBloggerへリンク
・これにより、app-ads.txt を正しくホスティングしつつ、既存のHPとの連携も実現
■ 費用について
無料での運用を目指しましたが、開発者ドメインの取得・維持には一定の費用が必要となりました。
■ Google Play / App Store での登録
【Google Play】
各アプリの「HP URL」を手動で変更することで対応完了。
ただし、アプリ数が多い場合は繰り返し作業が必要です。(今回は71回...)
【App Store】
App Storeではアプリのバージョンアップ時にしかHPのURLを変更できない仕様。
そのため、変更のためだけにバージョンアップ申請を行い、必要なテキストをすべて再入力するなど手間がかかりました。