AIにより広がってしまった話

 私は修正能力があまり高くないプログラマーですが、AIの活用により、できることの幅が大きく広がりました。

しかし、広がりすぎたことで、逆に収拾がつかなくなる場面も出てきました。

ここ1か月ほど、アプリ開発においてAIからの「できます」という回答を鵜呑みにして、多くの時間を費やしてしまいました。能力の高いプログラマーであれば、AIのミスにも気づけたかもしれませんが、私には見抜けず、結果としてAIの誤りに振り回されてしまいました。

AIは時に簡単なミスをします。そして、それを自分の誤りだとは認めません。自ら提案したコードに対しても、「あなたのコードの問題は……」というように指摘する形になります。

私のアプリでは、iPadのSplit View対応は一度完了していたのですが、AIとやり取りを重ねる中で、重要な1行のコードが抜け落ちてしまいました。そのことに私自身が気づけず、有料版アプリではSplit Viewに対応していない状態となってしまいました。

とはいえ、AIのすごさも実感しています。たとえば、国家試験の正解率は以前に比べて格段に上がったと感じています。短いコードであればAIもかなり正確に書いてくれますし、こちらもチェックしやすいです。

最近になって、ようやくAIとの「付き合い方」が少しわかってきた気がします。

これまで、AIツールとしてはPerplexity Proを使っていましたが、現在はChatGPT Plusに切り替えています。Perplexityは検索機能に優れている一方で、コードの生成に関してはChatGPTの方が良いと感じています。無料版で国家試験の問題を解かせるのであれば、Perplexityの方が適しているかもしれません。