Unityでのスクリーンショット撮影を効率化するカスタムスクリプト

 最近、Unityプロジェクトで複数解像度のスクリーンショットを一括撮影する必要があり、便利なツールを探していました。App StoreやGoogle Play Storeにアプリをリリースする際、スクリーンショットの要件を満たすために、特定の解像度とフォーマットで撮影する作業が求められます。

背景
以前は、Episode13で紹介したスクリーンショットスクリプトを使用していました。このスクリプトは便利でしたが、何らかの理由で突然うまく動作しなくなりました。

そこでUnity Asset Storeで見つけた**「Super Screenshot」アセット($10.99)**を購入しました。このアセットは以下のような機能を提供しており、スクリーンショット撮影作業を大幅に簡略化できます。

撮影フォーマットの選択(PNG、JPG、EXR、TGA対応)
任意の解像度での撮影
保存先フォルダの指定
UnityのGUIで直感的な操作

しかし、リリース作業に特化した要件に合わせるため、アセットに以下のような変更を加えました。

カスタマイズ内容
1. 撮影フォーマットをJPEGに固定
アプリストアの要件ではJPEGが推奨されるため、撮影フォーマットをJPEGに固定しました。これにより、撮影時に余計な設定を変更する手間が省けます。

2. 解像度の一括指定
必要な解像度は以下の4種類でした:

1080×1920
1242×2688
2048×2732
1290×2796

これらの解像度で、一度に4枚のスクリーンショットを撮影するようにスクリプトを変更しました。

3. 保存先フォルダを固定
保存先をAssets/AAAAAフォルダに固定しました。これにより、撮影したスクリーンショットを手動で探す手間を削減。特定のフォルダに全ての画像が保存されるので、作業の効率化が図れます。

カスタマイズ後の効果
作業効率の向上
撮影フォーマットや解像度、保存先を毎回設定する必要がなくなり、短時間で大量のスクリーンショットを生成可能になりました。

ミスの削減
アプリストアの要件に合った解像度・フォーマットで確実に撮影できるようになりました。