Appleの審査、(またまた)却下されました

今回、AppleのApp Store審査においてアプリが差し戻しとなりました。

原因は、複数のアプリで完全に同一のアイコンを使用していたことにあります。


更新作業の手間を削減する目的で、有料版アプリを非消耗型へ移行し無料版と統合しました。それに伴いすべてのアプリで共通のアイコンを設定しました。アイコン内には国家試験名も含めていましたが、判別が難しいほど小さく、その他のデザイン要素も共通であったため、視覚的にはほぼ同一のアプリに見える状態となっていました。


この点についてAppleからは、App Store Review Guidelines の以下の項目に抵触する可能性があるとの指摘を受けました。


2.3.7 — 正確なメタデータ

「同一・類似のアイコンやスクリーンショット、説明文を使用することにより、ユーザーに誤解を与えるメタデータは認められない」


4.3 — スパム(Spam)

「似通ったアプリや、機能・外観がほぼ同一のアプリを複数提出することはスパム行為とみなされる場合がある」


完全に同一のアイコンを複数のアプリで使用していたことで、ユーザーが「同じアプリ」もしくは「単なるショートカット」と誤解する可能性があると判断されたようです。


現在は、1つのプロジェクト内で国家試験の種類を選択することで、バンドルIDや各種設定が自動的に切り替わる構成にしています。これに加え、アイコン画像も国家試験ごとに自動で切り替わるよう、AIを活用してコードを実装しました。


このままの状態で公開を継続した場合、アカウント全体に影響が及ぶ可能性もあるとのことだったため、早急に修正対応を行いました。


なお、Appleでは修正後の内容を反映させるためにアプリの再ビルドおよび再アップロードが必要でしたが、Google Playではアイコンのみの差し替えが可能であったため、比較的短時間で修正を完了することができました。